2013年4月6日土曜日

国境の果て、海の果て、それは東陽町

友人から「東陽町についてもっと知りたい」と言うリクエストがきた。 



だが、個人的には東陽町の事は余り思い出したくない。何しろ「この世の果て」としか言いようがない酷い町だったからだ。日頃から『脱原発デモ』に繰り出す生粋の都会人である私には理解が出来ない町である。 
思えば余りの奇怪さにカメラを持って町を撮影していたのだが、これ等の写真は「東陽町に行こう」と思う人が余りにも少なすぎるらしく、可也、珍しいモノらしい。 

確かに都内とは可也、異なる文化を持っている。 

10代は『ヒンドゥー語』『日本語』 
団塊Jr世代は英語と日本語 
団塊世代は蘭語と中国語、日本語 

が話せる、と言う有様。 

以前、豊洲に住んでいた友人に戦後直後の豊洲と東陽町を描いた絵を見せてもらったが実際、こんな感じだったらしい。 


戦後直後から、この有様。この時点での決定的な差が今でも尾を引いており、この有様である。 




全く酷い土地だったなぁ。出勤風景からして異様だったし。 

(出勤中の東陽町住民) 

(バスで通勤する東陽町住民)


(車通勤の東陽町住民)


(出勤中の東陽町住民。東陽町では10歳以下でも立派な労働者だ) 


(通勤中の東陽町住民) 


(会社から帰る東陽町住民)


しかも電車通勤となると、之でだし。地獄のような電車だった。 

(東西線東陽町方面) 


(東西線東陽町方面) 


じゃあ、慣れないが車で出勤すれば、こんな目にあう。 


(象にぶつかる)


(熊に襲われる)


それに比べて隣町の豊洲の出勤風景は「これぞメトロポリス東京」に相応しい光景だった。これぞ労働者ってもんである。 
豊洲は矢張り大都会なので自転車通勤がデフォルトである。健康の為でもあるのだが、実は彼等の自転車は一台で車2台が買えるほど高級だったりするのだが。 




(自転車通勤をしている豊洲住民) 

(自転車通勤をしている豊洲住民) 


(ゼグウェイで出勤する豊洲のエリート警官達) 


(徒歩で出勤中の豊洲住民)


自動車通勤をするサラリーマンもいるが、豊洲には海があるのでフェリーを使う。 


(東京湾を渡る豊洲住民) 


当然、豊洲住民は『残業』なんてしない。そう言えば今、働いている会社は社員ともなると残業当たり前みたいだが、場所は新宿だしな。 
大抵の会社員ってのは仕事が終わった後は酒を呑んで、カラオケに行く事くらいしか時間の使い方を知らない。残業ってのは彼等にすれば「時間つぶし」みたいなもんなんだろう。其れはそれで不気味だが。 

だが、東陽町の『株式会社オムロン・フィールドエンジニアリング』は異常だった。大体、会社の概観が之である。 


(株式会社オムロン・フィールドエンジニアリング) 


こんな概観の会社だが、一応、『HP社のサーバーの保守・管理』が業務内容だった。だが、東陽町だから一般的な仕事をするワケがない。之が仕事中の風景である。



(桶にHP社のサーバーを入れて近隣を売り歩く) 


(近所の人にHP社のサーバーを売り歩く) 


(対立するDELL社との激しい抗争) 

(対立するDELL社との激しい抗争) 


(対立するDELL社との激しい抗争) 
(HP社サーバーの保守中の先輩の和田さん) 

(HP社のサーバー保守中の真島さん) 


(対立するDELL社に殴りこみに行くHP社社員) 


(株式会社オムロン・フィールドエンジニアリング社員集合写真) 


サーバーって桶に入れて売れるのか?街頭で売り歩くものなのか? 
そもそもサーバーの保守に銃が必要なのか?DELL社と何故、ここまで仲が悪いのか? 

私の教育係だった斉藤氏は「之も仕事ですから・・・」と言う。 

わからん。 



で、時折、目黒の本社から部長クラスが来社する事がある。そう言う時は若干、社もバタバタするのだが、目黒本社から部長が来るとこう言う扱いである。 


(本社から部長が来た際の対応) 


で、研修中の私(同僚に撮影して貰った)。 



(サーバーについて研修中の私) 
駱駝の解体とサーバーの保守運用に何の関係があるのか判らなかったが先輩の斉藤さんに言わせると 

「之も仕事ですから・・・」 

らしい。と言うかサーバーを桶に入れて売り歩く、って言ってもサーバーってそう言う売り方をするものなのか?と思うのだがオムロン・・・と言うか少なくとも東陽町ではそうらしい。 

で、使っていた業務用端末が之である。 

(このマシンに顧客データや勤怠管理表などが入っている。パンチカードでデータを読み込む。ロード時間は8bitで2時間) 

オール・真空管である。動かすと熱が凄くて室内は常に40度を超えていた。真冬でも!だ。 
DELL社との抗争や、外回りのサーバー売りが終わってオフィスで仕事をしていても、こんな状態なので仕事が全く捗らない。 


(牛に邪魔される) 


(小鹿に邪魔される)


(牛が社内に居座る)


ウンザリして会社のトイレに篭ろうと思っても会社のトイレが之である。 


(社のトイレ) 

で、社の食堂が之である。 






(社員食堂『ポッポ』) 

鶏1頭しか売ってない。鶏の死骸だけ買っても仕方が無いじゃないか。しかし安かった。1頭270円だったが、余りにも高カロリー過ぎる。毎日、鶏1頭では辛い。 

じゃあ、社外で飯を食おうと思っても東陽町の繁華街なんて、この有様。 



(東陽町銀座商店街) 


(露天の弁当売り) 


この商店街では信じられない事に『通貨』と言うか『円』が通じない。東陽町は90年代にインド人を多く招いた為(ITバブルの頃。インド人はITに強い)、『円』ではなく『ルピー』が通常通貨。 
多くの人が東陽町の駅前に『両替屋』、しかも『円=ルピー』専門店しかない事を不思議に思っているらしいが、実は之が原因なのである。 


こんな、そんなで残業は月20〜30時間。しかし、普通の会社ならば定時で終わらなきゃオカシイ、って程、単純な業務だったのに、この設備投資の無さや社風、土地柄により定時で終わらないのである。おまけに給与は『ルピー』で支払われるから、給与日には銀行で両替しなきゃならん。1ルピーが1、89円・・・約2円くらいか。面倒だった。 

私がノイローゼになるのも当たり前だ。 



で、今日から明日まで『爆弾低気圧』である。こうなると東陽町は弱い。何しろ海抜0m地帯なので、直ぐに洪水になる。 
隣町の豊洲と違い、インフラが全く整備されてないので、雨が降ると何時だって『東日本大震災』の津波のような状態になる。 

私が通勤していた時も雨が降っていたのだが、その際の写真が之である。 



(バスの車内) 


(海に沈む東陽町)

(増水した東陽町を泳ぐ豚) 

(泳ぐ象)

(洪水の被害にあった人)

(海に沈む東陽町)


(洪水を楽しむ姉妹)


こんな風になっても一応、心はサラリーマンなので出勤するのだから、東陽町住民は馬鹿である。 

雨が降ると豊洲住民は一斉にに仕事を休んでヨガをやる、と言うのに。 





(ヨガる豊洲住民) 

(ヨガる豊洲住民) 

(ヨガる豊洲住民) 


(ヨガる豊洲住民) 

勿論、主婦層などは東陽町でも雨の日は暇なので豊洲のヨガではないが雨を楽しむ。だが、其れは『身体を洗う』と言う事であり、生粋の東陽町住民は雨が降らないと身体を洗わない。 
よく、東陽町に行った人が「あの町、臭いね!」と言うが、其れは大抵、夏場であり干ばつの時期だったりする事は有名である。 


(雨に打たれる東陽町婦人会)

(雨で身体を洗う東陽町婦人会)

(雨に打たれる東陽町婦人会会長:大船真理子さん) 




中々、圧巻である。まぁ、東陽町の住民は皆、大抵、こんな感じだ。 


(象を愛する東陽町住民)


(お洒落をする東陽町婦人)

(誕生日プレゼントをもらって喜ぶ東陽町青年)


では、子供はどうか?と。所謂、ティーンのカルチャーと言うか。幸い、私はデジカメで多くの写真を撮影したので公開しよう。 
とりあえず、普通の都心の子供って言うか10代ってこう言うモンである。少なくとも豊洲はこうだった。


(豊洲の子供) 

(豊洲の子供) 

(豊洲の子供) 

(豊洲の子供) 


(豊洲の子供) 


(豊洲の子供) 


(悪い遊びを覚えてしまった豊洲の少年)

(豊洲の子供) 

(幼い頃、豊洲住民だった頃の『きゃりーぱみゅぱみゅ』)

(豊洲の子供) 





(豊洲の青年)



(豊洲の少年)


普通はこうである。だが、東陽町は違う。其処に驚いた。 


(遊ぶ東陽町の姉妹) 


(狩りの練習をする東陽町の少年) 

(銃の扱いを学ぶ東陽町の少年) 

(東陽町小学校)


(東陽町の3歳児)

(渋谷系の東陽町の少年) 

(木に登る東陽町少年)

(集団下校中の東陽町少年)

全く酷い町だったなぁ・・・。そう言えば豊洲と言えば私の友人の山崎さんは豊洲住民だったんだよな。 
その頃に知り合ったのだが、今は高知県山岳地帯に都落ち。 
豊洲時代の山崎さんはこうだった。
(アスレチックを楽しむ山崎さん)

(女友達と一緒の山崎さん) 

(退廃的な山崎さん)

(お風呂上りの山崎さん)

(出版パーティーでの山崎さん)

(出版パーティーでの山崎さん)

(出版パーティーでの山崎さん)

(ちょっとセクシー気味の山崎さん)



若干、顔が違うが女は幾つもの顔を持つものである。だが、高知県山岳地帯に住み始めてからは、これだ。 
 

(食料の調達に向かう山崎さん:高知県に住み始めて1ヶ月)

(引っ越した当初、集落のゴミの日を間違えて懲罰を受けている山崎さん:高知県で2ヶ月目)

(お洒落する山崎さん:高知県に住み始めて半年)


(最近は山岳地帯での生活に特化した身体になった山崎さん:一週間前) 


全く豊洲で働きたいもんだ。なんで東陽町なんて選んでしまったんだろうか。確か、その年は『節電』コールが凄まじく派遣会社の個室がエアコンを切っており暑さで朦朧としていた為に「YES」と言ってしまったのだが、あんな町だと知っていたら激憤していただろう。 

と言うか紹介してきた派遣会社(株式会社インテリジェンス)の営業担当者は『拒食症』だったしなぁ。夏場とか凄かったな。二の腕の骨が浮き出てたし。 
「おまえ、早く退職しねぇと死ぬんじゃねぇの?」 
と思ったもんだ。 



(豊洲)

(東陽町)
(豊洲)



(東陽町)

(豊洲と東陽町の違い)


何故、隣町と言う近い距離なのに、こんなに違うんだ! 

因みに私が命を掛けて撮影した、この東陽町写真を見て「何故か東陽町に住みたくなってしまうよ・・・」と都会生活に疲れた人が言う事がある。 
だが、東陽町は非常に閉鎖的な町なので、其処に住むためには、こう言う儀式が必要なんだとか。東陽町町内事務局にパンフレットがあったのでスキャンしてみた。結構、大変らしい。 



ペニスをカットか・・・。大変だ。










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