2014年5月30日金曜日

北欧~コペンハーゲンツアー/Asia Hause後半

タクシーでAsia Hauseへ。




タクシーは1kmごとに料金があがる上に何もかもが高額な国コペンハーゲンなのでチョット、ドキドキしながら乗車。

38DDKで済んだ。


会場に入ると既にビデオのセッティングが行われていた。VJと言うか。






TOMMYは緊張気味。

ビデオ・アーティストの人と挨拶。と言うか当日は行って演奏すれば良い、位にしか考えていなかったのでVJがいる、と言うのも知らなかった。





Asia Hauseは歴史的建造物で、日本とコペンハーゲンが初めて貿易を始めた場所なんだとか。
何しろ100年以上、昔の話なので当時は蒸気船だ。その頃の日本は亜細亜最大の軍事国家でもあり経済国家でもあり・・・なんだろう。
会場を見て回ると当時の交信機器とか写真が残っている。日本人、小せぇー。

だから博物館的要素もあり、今では地下に旅行代理店。2階はレストランにもなりまっせ・・・みたいな感じ。

このイベント自体が前回の『サクラ・フェスティバル』の『夜の部』と言う感じで、サクラ・フェスの主催は旅行代理店なんだが、その旅行代理店との共同企画。

旅行代理店と言うか『コペンハーゲン⇔アジア』に特化した感じの代理店らしい。



施設を見るが確かに立派。

(見とれる韓国系デンマーク人氏。私も同じように見とれた)


で、パタパタとしているTOMMYが「サウンドチェックをしよう」と言うので機材を引っ張り出して、セッティング。





「眩しくないか?」

と聞かれたので

「俯いて演奏するから大丈夫だよ」と返答。


サウンド・チェックの前にTOMMYがPA装置を持ってきた。だが通常と違って2WEYで、足元にセッティング。

「君のサウンドは中低音がメインだから、之が一番、良いだろう」

との事。之は私も考えた事すらなかったが天才的だと思った。
実際、ライブでは最高のサウンドになったから。

TOMMYはやっぱり良い音を作る。

TOMYYとしても、このイベントが彼の最大規模らしく気合いが入っている。何しろ


①Asia Hauseで「フル・コンサート」は初めて

②『サクラ・フェス』の夜の『部』で私は日本代表


なのである。フル・コンサートは初!なので建物の管理者がギャーギャーと言っていた。デンマーク語なので中身は分からないが多分

「建物に傷を付けるなよ!」

「大丈夫なのか!」

とかだと思う。ニュアンス的に。コンサートと言うか演奏した過去はあるが、それはコンベンションとか商工会議での『余興』として地元のバンドがチョットだけ演奏する、と言う程度。

「コンサート」

として行うのは初めてである。プロジェクターには

『Sakura Sound Festival concert#1』

と書かれている。




と言うか。




私は何もかも知らなかったのである。こう言う風に『日本代表』みたいな感じで演奏と言う事も、このハコが演奏会場となるの事が初めてである事も。

知った時は顔面蒼白である。


しかも、事前にナレーションと言うか司会まである。トーマス・ボストン氏、と言う詩人であり、ライター。


(当日の写真ではない)

デンマーク人らしく体格が良く、デカい。で、イケメン。アブサンを好んで呑んでおり、当日もポケットにアブサンを入れて本番前まで呑んでいた。

ライブ会場ではないのでバーカウンターも全て手作り。と言っても北欧センスなのか綺麗なバーカウンターが出来あがる。


控室を案内されて、私とボストン氏。

私は緊張しっぱなしで演奏前に久し振りに『野口体操』だとか『ヨガ』なんぞをやる始末。

で、客足は・・・と言うと、こんな感じ。






最初はガラガラだったが段々と集まる。入場料は100デンマーククローネ。大体、500円位かな。

とは言え唖然としたのは過去2回のライブのオーディエンスは「ノイズ」とか「現代音楽」とか「アヴァンギャルド」に対して

『分かっている』

と言うか、そう言う音楽を好む人達だった。少数ながらもそう言う客層だった。今回は

『一般的なオーディエンス』

なのである。そもそも『Sakura Festival』はメイン・ステージでは盆踊りとか、雅楽とか、合気道の実演とかしているのである。

で、夜になったら行き成り『現代音楽』と言うか『電子音楽』と言うのは

「大丈夫なのか?大丈夫なのか?TOMMY!来ているのはホンっとフツーの人達ばかりだ。だが、俺の音楽は普通じゃない!大丈夫なのか?!」

とTOMMYに聴く

「だーじょーぶ、だーじょーぶ」

みたいにノンシャランとしたTOMMY。

「死ぬほど緊張するよ・・・」

と言うと

「だーじょーぶ、だーいじょーぶ」

なTOMMY。


そう言えば現地で名刺代わりに・・・とCDRを配ろうとしたのだが、TOMMYが「いや、値段をつけよう」と言うので50DDKになった。


此方は死ぬほど緊張しているが、旅行代理店とかの人は「何が起きるの?ワクワク!」と言う按配。





そう言えば

「トミー、エフェクターを置く『台』が欲しい」

と言ったら

「さっき居たストライプのワンピース着たキャッキャッキャとか言っている女がいただろ?そいつに聞いてー」

と言う。思えばfacebookにTOMMYとの写真をUPしたら友人が

「何処となくキャラが被っている」

と書いていた。確かに他人を見ている気がしない。


で、セッティング・・・あ、そうだ。その前にACアダプターが壊れていたんだ。リハーサルスタートの際にエフェクターが動かない。あれ?と思い焦ったが一瞬、動いた。
だが、まだ動かない。
原因としては

1:ACアダプター
2:延長ケーブル

なんだが、ACアダプターを買いに行く時間はない。どうしよう・・・どうしよう・・・と思ったら電池駆動と言う手があった。

トミーに9V電池を借りて何とかなった。好い加減にBOSS社は「頑丈で堅牢なACアダプター」を作って欲しい。



20時からだったが20時45分にボストン氏が「深呼吸をして下さい。之から行われる演奏はとても小さな音です。沈黙の中に・・・」と言う具合で司会。

「ウェルカム、KO.DO.NA」

と言われて登場。

  1. プリペアド・オルゴールにちょっと音を足した奴でスタート。
  2. 電気TPのエチュード
  3. 雨とバレンタイン
  4. 鳥の会議
  5. オータム
  6. 習作

の6曲。『鳥の会議』はバードコールを使った曲なのだが対外的に妙に受けが良い。

『観客参加型』

と言うのが良いのかも。




観客を参加させるのが大変で、客席に言って『口説く』のである。

「今日はコンサートですよね?」
「ええ」
「でも、観て下さい。ステージにミュージシャンがいない!」
「・・・ええ」
「あ!貴女は楽器を持っているじゃないですか!じゃあ、貴女がミュージシャンだ!」

とステージに引っ張り出す。次に

「こんにちは。ご存知でしたか?ステージにいるのは『イブ』なんですよ。実はあそこは『エデンの園』なんです」
「そうなの?」
「で、ご存知でしたか?貴女は『アダム』である事を。さぁ!エデンへ!イブの元へ!」

とか。そんな事をしていたら小さな子供がいるのを発見。年齢としては恐らく3歳か2歳。母親に

「私はジャクソン5が好きなんですよ・・・。おお!こんな処にジャネット・ジャクソンが!」

と引っ張り出す。上記の写真で丁度、中央が空いているが実は、あそこに女の子がいるのである。

客席に

「皆さん、彼女はジャネット・ジャクソンです!プリーズ!ファンキー!」

と意味不明な事を言って湧かせる。出鱈目英語だろうと何だろうと、意外と盛り上がる。こう言うのはアングラ育ちの強みなんだろうか。


良い音が出来た。


最後の曲では大音量だったので最前列に座っていた子供は怖がって後ろに逃げてしまったが。



と言うか、マウスピースは合わないし連日、呑んでいた為、体調も芳しくなかったし、寒いし(北欧は何時だって寒い)、って割には可也、上等な演奏が出来た気がする。

不思議だ。


終わってからビールを一気呑み。で、ボストン氏が「お疲れ様。素敵だったよ」と何かを勧めてくるのだが呑んでみるとアブサン。

「之はキツいよ!」

「大丈夫、大丈夫」

と言う。CDRは8枚位売れた。此方も「おわったー!」と言う感じで買ってくれた人に

「サンキュー!I wont marry!!!」

と馬鹿げた事を言う。



(CDR買ってくれた人)


勝利に美酒に酔う暇もなく撤収。急いで鞄に機材を詰め込んでタクシーでTOMMYスタジオへ。
デンマークでは車は『贅沢品』って事で税率が凄いらしく、車を所有している人は少数だ。
なのでタクシーで機材を持って帰る。

で、ボストン氏、私、TOMMYでスタジオに機材を運び、漸くフィニッシュ。

何だかアングラ演劇時代みたいだ。


終わって、ボストン氏のアブサンでまたヘベレケに酔う。で、暫し彼是と話す。


帰宅はボストン氏と一緒だったのだが、途中でスケボー少年みたいなのが

「煙草くれない?」

と来た。ボストン氏は吸わない。私が残り数本の『ピース』を渡す。

「之は日本最高のタバコなんだ」

「ホンと?」

「勿論さ!」

スケボー少年はStussyのパーカーを来ていた。こう言う服装は古今東西、変わらないのかも。


ホテルで撃沈。


ってか、初のワンマン・コンサートが海外って、



俺ってどんだけ国内で人気ないねん!



と思った。





















2014年5月22日木曜日

北欧~コペンハーゲンツアー/Asia Hause前編

前日のジャズハウスの疲れもあり、安宿で眠る。






用意されたホテルは高級感はない。宿泊した当日に起きたらシーツに大きな染み。

「え?寝ている間に鼻血とか?」

と思ったら単に染みだった。安宿なんだが一泊1万円以上する。大体の金額が東京の3~4倍だから安宿でも都内だと高級ホテルになる。


昼頃にボンヤリと起きるとトミーからメール。


「今から此処に来てくれ」


とのこと。そう言えば初日のSessionの際にドラムのFrancisが「合気道をやっているんだ。今度、実演公演もするから見てよ」と言っていたのだが場所が判らないので「はははは」と曖昧に答えていたのだが、本当に行くの?って思った。

場所は『世界三大ガッカリ』と言われる


『人魚姫』の前


(これ、実は岡田真澄の叔母がモデルなんだよな)



世界三大ガッカリと言われても世界的な観光名所であることには変わりはなく、観光客達で賑わう。


(観光客達)

(キスしている人も居た)



ホテルで寝惚けながらメールが来て

「今から?」
「今から!」
「マジで?LIVEは20時からじゃないの?」
「兎に角、今から!」

と言う。まだ寝惚けているが場所に向かう。どうやって行ったのか覚えてないのだが。


行くとSAKURA FESTIVALと言うモノが行われていた。


内容は

「日本文化を紹介し、体験して貰う」

と言う感じ。で、人魚姫の前って海で、海の向こう側には工場。海辺で子供達が遊んでいる。

(美少年)


(工場)


(子供達)

(子供達)





然しながらCopenhagenが金持ち国家であることに変わりはなくヨットハーバーもある。日本の漁港だと様にならないが。

(ヨット・・・って無意味な写真だが)


(人魚姫の前でポーズを決めるTOMMY)


私も思えば入国審査では「観光」で来ているので人魚姫の前で撮影。

(内心、恥ずかしかったが)


しかし、『SAKURA FESTIVAL』とは言え桜は殆ど散っているのである。どうも旅行代理店が主催しているもイベントらしいのだが(Copenhagen⇔Asia専門)。因みに私はコートを着ているが、北欧はいつだって寒い。



(散っている桜を前に)



で、この『SAKURA FESTIVAL』って具体的には何か?って言えば大雑把に言えば

①着物着用コーナー
②日本酒販売コーナー
③日本のグッズ(MANGA等)販売コーナー
④日本食販売コーナー

等で成り立っており、大きな野外ステージでは

①合気道の実演
②柔道の実演
③盆踊りの実演
④日本舞踊の実演

等が行われている。合気道の実演ではドラムのFrancisの師匠が出演していたらしい。

で、広場は芝生になっており、前日に話した韓国系デンマーク人と再会。で、彼女と、彼女の家族を紹介して貰う。

で、当然のようにビール

この辺になってくるとビールでは余り酔わなくなってくる。連日連夜、お茶の如く呑むんだから当然といえば当然かも。


広場では皆が日向ぼっこをしながら『三池炭鉱節』を見ている。その韓国系デンマーク人に

「この曲は本当は公害の曲なんだ。昔の日本の工場は月が見えない程、煙を出していた。お陰で公害が起きた。だが、当時は其れが繁栄の象徴だったんだ。酷い曲だ」

と言うと苦笑いしていた。


で、トミーが

「じゃあ、機材や荷物をとってくる。マーメイドの前であとで待ち合わせしよう。16時に落ち合おう」

と言う。

「OK」

と言って、その後、数時間、意味不明なイベントを楽しむと言うか『異邦人』状態。ベンチで「ふぅ」と思っていると老人が話しかけてきた。

「貴方は日本人ですか?」

「YES」

「私は来週、日本に旅行に行くんだけども日本語はとても難しいですね」

「日本語が上手ですね」

「此れで勉強しています」

と『日本語辞典』みたいなものを持っている。

「ほほお」

「日本語は難しいですね」

「デンマーク語も難しいですよ」

「そうですかねえ」

「多分」


思えば確かに日本語は難しい。私はこのブログに関しては可成り、上品と言うか『当たり障りない』文章で書いているつもりなのだが「毒舌」と捉えられているらしいので。

そう言えば『世界三大難しい言語』でアラビア語と並んで日本語らしい。確かに

●謙譲語
●尊敬語
●丁寧語
●普通の会話

は大きな隔たりがある。此れに

●皇族用言語

まで含むと途方も無い。『本音と建前』を前提とし、閉鎖的文化で作ってしまった言語だから糞面倒なんだと思う。

「あなたは・・・Musician?」

「はい。トランペットを吹きます」

「今日、演奏するの?」

「Asiahouseで演奏します。宜しければ来てください」

「貴方の名前は?」

「KO.DO.NAと言う名前で活動しています」

「どう言う意味?」

「大人と子供・・・って言う感じですかね」

「?」

「日本語でAdultが『大人』。Kidsは『子供』です」

「私は『大人』になるのですか?」

「はい。大人です」

「そんなはずはない。私は50~60代だ。老人だ」

「日本では50代では老人とは言いません」

「じゃあ、なんて言うの?」

「オッサン」

「osann?」

「NO,NO.オッサン」


そんな会話を終えてから、ちょいと広場を見る。日本文化と言うかCOOL Japanなのかコスプレしている子も多い。



(リラックマは人気らしい)


(この子は面白かった。母親と来ていたのだが、母親は理解出来ないって感じ。私が「写真撮らせて貰っても良いですか?」と言うと母親が「ほら!アンタの写真撮りたいって人いるでしょ!」と言う感じ。)


(ナルトのコスプレらしい。ジャンプ系は人気らいし)

(普通の人々)

(普通の人々)

(多分、何らかの漫画のコスプレ)

(ちゃんとキメ!のポーズをとってくれた)

(こんな感じで徘徊している)

(Copenhagenコスプレ・シーン)

(何のコスプレなのか不明)


(Copenhagenコスプレ・シーン)


(Copenhagenコスプレ・シーン)



(初音ミクは何処でも人気だ)


(Copenhagenコスプレ・シーン)

(Copenhagenコスプレ・シーン)


(之はよく分からない)



全体的に恐らく10代の子が多いって感じである。中学生とか。だが、コスプレ文化が伝わっているだけで、まだ

『BL』
『腐女子』
『うしじまいい肉』系

は来てないらしい。BLと言ってもデンマークでは同性愛者の結婚が認められているのでBLと言う観念が成り立たないのかもしれないが。

で、最後は矢張りビールが水よりも安い国なので、10代の癖に酔っ払ってステージで踊っている。


(踊ってます)


(酔っ払ってます)

(お姫様も踊っています)


「皆、処女なんだろうなぁ」と思った。日本のコスプレイヤーは『ヤリマン』『ヤリチン』率が高いらしいが、Copenhagenコスプレ文化は多分、まだ処女・童貞率が高そうな気がする。
ってか13歳位だもんなぁ。

そう言えばTPの部品を買うために街を歩いていたら、こう言う店もあったし。









丁度、この時期に国立美術館では『日本展』が開かれていたらしい。プリクラとか。私は行かなかったが(高いんだよね。何もかもが)

しかし、考えてみると『コスプレ』って元々は風俗の『コスチューム・プレイ』の略語なんだよな。80年代後半~90年代にかけて『コスチューム・プレイ』と言う性風俗の楽しみ方があり、主に女性が警察官やOLの格好をする、と言うモノ。
中には性風俗ではなく男性が『軍人』とかそう言う格好をして『調教』ってのもあったらしい。
中島らもが生前、書いたモノには

「女装して編み物をしている処を軍服姿の女性に『お前は編み物が下手だ!』と罵られないと興奮しない」

と言う人がいたらしいが、その人はどうしているんだろうか。


しかし、性風俗のネーミングがPOPカルチャーになるのは『パンパン・ガール』が後に女性ファッションに強烈なインパクトを与えたようなもんなんだろうか。





もう少し奥に行くと子供相手に

『相撲体験コーナー』


がある。子供に『相撲のキグルミ』を着せて相撲をやらせる、というもの。





で、中央にいる空手なのか柔道なのか分からないが、男性が「イチ、ニー、サーン、ハジメェー」と長閑な声で行司をやる。とても可愛い感じだったので録画してしまったほどである。








子供が「ッキャッキャ」って言う声には敵わない。どんな音楽家も子供の声には敵わない、って気がする。
100人編成のオーケストラも1人の子供の声には圧倒的に負ける。
之に異論がある人がいたら、その人は音楽の事をよく知らないか、馬鹿か、って気がする。

『相撲体験コーナー』では相撲のキグルミは防具で、首、頭も打たないように(マットも柔らかい)している。
笑い転げているのは私である。


で、戻ってみて一番、ビックリしたのは日陰の一角でパンクスと言うか、矢張りヨーロッパなのでテクノ系と言うか、そう言う『ジャンクな若者』がラジカセを持ってきて音楽とビールで盛り上がっているのだけども、その時の音楽が

『きゃりーぱみゅぱみゅ』

だったのである!





まさか日本から何千キロも離れた処で『きゃりーぱみゅぱみゅ』を聴くことになるとは思わなかった。
しかし、パフュームじゃなくて『きゃりーぱみゅぱみゅ』って言うのが海外では受けているんだろうなぁ・・・と言うか。

そう言えばTOMMYに聴くと「日本の漫画はSexyだし良いよね」らしい。あと、海外で知られているミュージシャンは私が之まで聴いた中では

①坂本龍一
②灰野敬二
③メルツバウ
④インキャパシタンツ

だったのだがTOMMYだと『Yellow Magic Orchestra』であり(彼がアナログ・シンサイザーを好むからかもしれないが)、そしてCopenhagenの若年層(多分、学生~高校生)にとっては『きゃりーぱみゅぱみゅ』なの

『かもしれない』

。ちょっと、ビックリだった。



しかし、TOMMYから連絡がない。海辺で子供に混じって石を投げたり、寝転がったり、25DDKもする街頭コーヒーを買って(18DDK=450円)飲んだりしていてたのだが、道路を見るとドカスカとした音楽を流しながら来るバスがいる。

当日は祝日と言うか休みだった事もあり結婚式が多いんだとか。で、恐らく新郎の友人達が礼服を着て飲み潰れながら「いぇーい!」と喚いている。
で、バスが止まって皆、降りてきて

『立ち小便』

をしていた。デンマーク人は礼儀正しく、シャイで・・・と聞くのだがタガが外れると違うのだろう。
そう言えば韓国も儒教の国だが、呑むと激しいし、日本だって酒の席では無礼講、と言う妙な礼儀があったりするし。
何ていうか『礼節』に煩い国程、タガが外れる時の激しさが違うのかも。


で、ヌーボーと待っているとTOMMYに「まだ?人魚姫の前で待っているよ」とメールすると「会場に来てくれ」と返信。

会場まで近いようでもあるが、場所が分からない。大抵の旅行ガイドブックには「海外では無料WI-FIが沢山あります」とあるのだが

大抵は嘘である。

無料WI-FIなんてコペンハーゲンでは地下鉄くらいしかなかった。NYもそうだったし、ソウルも同じく。旅行ガイドブックを書いている奴は何者なんだ。

地図もないので『禁じ手』だった『タクシー』を使った。運よく捕まえる事が出来たので(コペンハーゲンではタクシーを拾う事が出来るのは大抵は駅程度らしい)会場へ。

38デンマーククローネで済んだので良かった。


続きは次回(長過ぎるしね)